2026-02-04
厚生労働省は、令和8年度の公的年金額を次のとおり改定することを発表しました。
1.年金額の改定率(全体)
令和8年度の年金額は、名目賃金の変動や物価の動向に基づくルールに則って改定されます。
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国民年金(基礎年金):前年より +1.9%
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厚生年金(報酬比例部分):前年より +2.0%
これにより、老齢年金や障害・遺族年金などが総じて増額されます。
2.実際の年金額(例)
■ 国民年金(老齢基礎年金)
| 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|
| 満額(月額) | 69,308円 | 70,608円 |
| 増減額 | — | +1,300円 |
■ 厚生年金 (報酬比例部分+基礎年金2人分の標準例)
| 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|
| 標準年金額 | 232,784円 | 237,279円 |
| 増減額 | — | +4,495円 |
※ 数字は平均的な加入期間・収入を前提とした標準例です。
3.年金額改定の仕組み
年金額は、次の要素を基準として算出されます。
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物価変動率(前年の消費者物価指数の変動)
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名目手取り賃金変動率(実質賃金+物価の影響)
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マクロ経済スライド調整(年金制度の安定に向けた調整)
マクロ経済スライドにより、給付の伸び幅は一定程度調整されますが、令和8年度は改定率がプラスとなっています。
4.その他の改定ポイント
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国民年金保険料も賃金・物価変動に応じて見直しが行われます。
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在職老齢年金の支給停止調整額は引上げ予定です(例:前年水準から増額)。
施行時期
令和8年度(2026年度)年金額は 令和8年4月分から適用されます。